去る６月１５日（水）に、デンカビッグスワンスタジアムにて、「損害保険代理店のために交通事故対応力アップ」セミナーを開催いたしました。

今回のセミナーは、

第１部「重大事故のイロハ」

第２部「弁護士費用特約のススメ」

と題し、２部構成で解説をさせていただきました。

第１部は、当事務所の交通事故チームリーダーの古島実弁護士が、死亡事故などお客様が重大事故に遭遇した場合の対応方法につき、刑事手続の流れ、重大事故での示談交渉の実情、被害者支援、成年後見等、考えられる様々なケースについて解説し、どのようなケースにも対応できる自信となるような、また、お客様からの信頼を得るために有益となる情報をお伝えいたしました。

第２部は、当事務所の交通事故チーム所属の五十嵐亮弁護士より、お客様に弁護士費用特約に加入していただくことが、なぜ保険代理店の皆様にとってもプラスになるのか、ということにつき、「弁護士費用特約が利用されるケース増加している現状」「特約がない場合どのくらい弁護士費用がかかるのか」「弁護士による示談交渉と保険会社による示談交渉とでは何が違うのか」といった観点からお話させていただきました。

（古島弁護士による第１部の様子）

（五十嵐弁護士による第２部の様子）

また、当セミナーのコーディネーターを務めた大橋良二弁護士より、第１部及び第２部の内容を受け、お客様が重大事故の被害者側となった場合に、その家族がどのような理的プロセスをたどるのかについて、エリザベス・キューブラー＝ロスにより提唱された『死の受容プロセス』と実際に弁護士が対応した事例のケースを照らし合わせながら解説させていただきました。

（大橋弁護士による解説の様子）

被害者側か加害者側かでも、対応方法が異なりますが、関係者がどのような心理状況となるか知っていることは、担当者として適切な対応をとるために、また、最終的にお客様に納得していただくために知っておきたい知識です。

交通事故対応に関するセミナーは、秋頃にも行う予定です。

皆様方にとって、弁護士が身近な存在となり、気軽にご相談いただけるよう今後もこのようなセミナー開催をいたしますので、ぜひご興味のあるセミナーにはご参加いただけましたら幸いです。